鹿児島神社町 KAGOSHIMA SHRINE AGENCY

  • 神社名:飛諏訪神社
  • 神社名カナ:トビスワジンジャ
  • 鎮座地:〒895-2502 伊佐市大口木ノ氏1213
  • 例祭日:八月二十二日 八月二十三日
  • 通称:オ諏訪様(スワサマ)
  • 旧社格:村社
  • 神紋:
  • 摂末社:1
  • 社宝:

御祭神

  • 事代主命(コトシロヌシノミコト)
  • 建御名方命(タケミナカタノミコト)

由緒

歓請年代は不詳である。初め、里村諏訪神社の側に勧請し、嘉永四年現在の社地に移転した。由来は以下の通りである。

永禄年中、島津氏が菱刈氏と戦った時、島津勢の新納忠元は市山城にあり(忠元の市山城は永禄十一年正月より三月迄)、菱刈氏の主将隆秋は大口城に立籠り対陣していた。

時に、新納忠元の陣中に何方とも知れず鎌が飛来した。忠元は是れを吉端とし、諏訪明神の加護であるとして尊崇、大事に祭ったところ、大口城は落城、隆秋は降参した。よって忠元はこの鎌を御神体として社殿を里諏訪神社の側に建立し、飛諏訪神社と称した。毎年七月二十五日には、忠元の裔孫新納家により祭祀が行われていた。その後、忠元の領地であった現在地の木之氏に遷座した。豊宇氣姫尊を祭神とする保食神社を境内に合祀している。