八幡神社
- 神社名:八幡神社
- 神社名カナ:ハチマンジンジャ
- 鎮座地:〒895-2507 伊佐市大口大田1548
- 例祭日:五月五日 九月十九日 十一月二十三日
- 通称:郡山八幡神社(コオリヤマハチマンジンジャ)
- 旧社格:郷社
- 神紋:
- 摂末社:0
- 社宝:
御祭神
- 神功皇后(ジングウコウゴウ)
由緒
社伝によると、菱刈氏の始祖重妙が建久四年に封を受け、同五年八月領内を巡視の時、郡山で一老翁に遭い「吾は豊前の宇佐八幡である。吾をここに祭れば、汝の子孫を守護しその永福を祈るであろう。」といわれ、そこで豊前宇佐八幡の神霊を勧請し建立したのがはじまりという。一説には保元二年八月の勧請とも伝える。
本殿(蟇股に残る文字から永正四年の建立と思われる)は国指定の重要文化財で、室町及び桃山形式の手法と、琉球建築の情調が強く加味されている。現在の本殿建物は昭和二十九年国の手で復元修復されたものである。その際発見された落書に、「焼酎」(永禄二年八月十一日付)の文字が見え、今も昔も変わりなく薩摩人に愛飲されていることを示す貴重な資料である。
往古は、祭米五斗二升五合をもって毎年九月十九日盛大な御祭が行われ、天正三年迄は流鏑馬があった。また、下の川まで浜下りの神事もあったが、途絶えている。安産の神として信仰がある。
大田高柳の菅原神社、木崎の高熊神社・稲荷神社を合祀した。