鹿児島神社町 KAGOSHIMA SHRINE AGENCY

  • 神社名:米山神社
  • 神社名カナ:ヨネヤマジンジャ
  • 鎮座地:〒899-5411 姶良市鍋倉553
  • 例祭日:四月八日
  • 通称:
  • 旧社格:無格社
  • 神紋:
  • 摂末社:
  • 社宝:

御祭神

  • 大穴牟遅神(オオナムチノカミ)

由緒

明治二年の廃仏毀釈の際廃された米山薬師を、大穴牟遅神を祭り米山神社として再興したものである。

米山薬師は、文明年中に島津豊後守季久の第四子起宗和尚が越後の米山薬師に参籠修行した時、不思議な巡礼僧から貰った薬師像を、帰藩して山相がよく似ているこの地にお堂を建てて安置したことに始まる。「帖佐で名所は米山薬師前は白帆の走り船」と云う俚謡で名高い。

御堂より北約一〇〇米の山腹に、疱瘡水と云われる水が湧き出で、疱瘡に罹らぬとか病が軽いとか云われ、大正十五年鹿児島に天然痘が発生した時、この水を求めて日に数千人の参拝者があったと云う。現在でも戴きに来る者が多い。

昭和二十七年社殿を改築した時、京都の仏師に薬師如来像を依頼し、堂宇に祀ってある。