岩剱神社

- 神社名:岩剱神社
- 神社名カナ:イワツルギジンジャ
- 鎮座地:〒899-5652 姶良市平松5230
- 例祭日:三月十八日
- 通称:
- 旧社格:郷社
- 神紋:
- 摂末社:1
- 社宝:
御祭神
- 大己貴命(オオナムチノミコト)
- 保食命(ウケモチノミコト)
由緒
天文十一年の棟札に、大檀那平重嗣地頭重清と記されており、当社は此の年建立されたと推測される。別当寺は天台宗(延享二年までは真言宗)岩剣山神宮寺円明院(延命院)であった。
天文二十三年大中公(島津貴久公)が渋谷党を岩剱城に攻撃された時、田布施金峯山の座主某が、岩剱神社の神体を奉持して、白銀城の陣営に勧請した。公が、勝利すれば毎年祭祀に神舞を報賽せんと祈願されたところ、その夜半渋谷の兵は岩剱城を遁れ去った。翌日公は城に入り、岩剱の本社へ神体を遷された。このため、公は当社を軍神と称し尊崇されたと云う。
また松齢公(島津義弘公)が平松に在城の時、当社へしばしば参詣され、神舞を供し、神林斎田を寄付されたと云う。