鹿児島神社町 KAGOSHIMA SHRINE AGENCY

  • 神社名:春日神社
  • 神社名カナ:カスガジンジャ
  • 鎮座地:〒899-5241 姶良市加治木町木田4675・4676
  • 例祭日:十月十九日
  • 通称:
  • 旧社格:郷社
  • 神紋:
  • 摂末社:
  • 社宝:

御祭神

  • 武甕槌命(タケミカズチノミコト)
  • 天児屋根命(アメノコヤネノミコト)
  • 経津主命(フツヌシノミコト)
  • 姫大神(ヒメオオカミ)

神事・芸能

八月十六日~太鼓踊り 西別府の太鼓踊り(県無形文化財・県内で一番古いとされる太鼓踊りで、勇壮闊達)吉左右踊り(県無形文化財・棒踊りの変形したもので、義弘公の朝鮮出兵に由来し、踊り手も薩摩軍と朝鮮軍に分かれ、赤白二匹の狐に扮した道化役が加わる)と反土・木田・小山田の太鼓踊り(町指定無形文化財)を当社、仮屋馬場で奉納し、各字毎を回り踊る。字毎に保存会あり。

由緒

六十六代一条天皇の御代、寛弘三年三条関白藤原頼忠の三男経平卿がこの地に流れて、当時加治木の郡司であった大蔵太夫の聟となり加治木家を継いだ。この時、藤原家の氏神である奈良の春日大社の御神霊を勧請し祀ったのが当社と伝える。社前を流れる川を奈良川と称し、周囲の地を高倉、毛上と呼ぶのは古き奈良の地名に因んだといわれる。

慶長十一年社殿が破壊し、竜伯公(島津義久公)が再興。天明年間には社殿が火災に罹り、この時は領主の錦水公(加治木島津家六代久徴公)が再興した。参道の両側には大社に倣い、石灯籠が百期余り寄進されていたという。明治二十三年には、台風により社殿が倒壊し、翌年今の社殿に復興された。

広く領内の宗社として崇められ、学問・武道・国家鎮護の神として春日信仰の霊験を垂れ給う社である。