飯冨神社
- 神社名:飯冨神社
- 神社名カナ:イイトミジンジャ
- 鎮座地:〒899-5115 霧島市隼人町東郷389
- 例祭日:十一月二十三日
- 通称:凉ヶ宮(スズガミヤ)
- 旧社格:村社
- 神紋:
- 摂末社:1
- 社宝:
御祭神
- 天穗日命(アメノホヒノミコト)
神事・芸能
十一月二十三日~御神幸祭 戦前は七月十五日に東郷一円の各集落十三ヶ所の御旅所を巡回し、夜は六月灯が賑々しく催されていたが、戦後はいつしか秋祭の神事となった。
由緒
古老の言い伝えによれば、瓊瓊杵尊が日向高千穂峯に天降り給いし時御休息の御社といい、故に涼ヶ宮と称するとある(神社明細帳)。戦前は裏手の山に鎮座していたが、戦後現在地に遷座した。
明治末期から大正初期にかけて、瀬戸口鎮座の幸田神社(祭神三座神体木神)、中須鎮座の大日神社(祭神天照大神)、峯尻鎮座の諏訪神社(祭神建御名方命・下照姫命)、高江鎮座の山王神社(祭神大山祇命)、以上の無格社四社を合祀し、東郷一円の総氏神として信仰が篤い。末社に秋葉神社(火難除けの神)がある。
また以前、境内に四、五十糎の丸石があり、義弘公出陣の折暫くこの石で御休憩、戦勝祈願をされたという。以来「力石」「縁起石」と呼び、郷中の二才衆が力試しをしたという。終戦の混乱期に埋没していたのを、昭和六十二年九月の改築に併せて、健康安全・無病息災などの願掛けをする「神力石」として旧に復した。
平成十一年、愛宕神社(祭神經津主神・武甕槌神)を合祀する。