飯冨神社
- 神社名:飯冨神社
- 神社名カナ:イイトミジンジャ
- 鎮座地:〒899-4504 霧島市福山町佳例川2137
- 例祭日:二月二十三日 六月第三日曜日 十一月二十三日
- 通称:飯冨大明神(ミヤドン)
- 旧社格:村社
- 神紋:三巴紋
- 摂末社:5
- 社宝:御神像十体(平安時代作)・神鏡二面
御祭神
- 猿田彦命(サルタヒコノミコト)
- 天鈿女命(アメノウズメノミコト)
- 櫛石窓神(クシイワマドノカミ)
- 豊石窓神(トヨイワマドノカミ)
神事・芸能
・お田植祭が平成九年に六十五年ぶりに復活。毎年六月第三日曜日に斎行。町内の子供達が古代米(黒米)を植える。うなぎの掴み取りなども有り。平成十二年、町の協力により黒米を商標化(佳例川縄文水車米「くろ米」)と名付ける。
・平成九年、秋の例祭を「収穫祭」とする。黒米の餅つき・各種芸能のほか、神社周辺田んぼにて中学校弓道大会・野球大会・ゴルフ大会・子供宝捜し大会などを催しする。
・末社「羽山神社」にて毎年五月三日に二百七十年の伝統を持つ「はやま祭」を斎行。農業に関するイベントや各種芸能・ゲートボール大会などを行う
由緒
創建は遠く後一条天皇の御字長元六年二月であり、御祭神猿田彦命は天孫御降臨に奉仕された国つ神で、道祖神・魔除けの神としての特色を持つ。また猿田の名義は「神稲の田」という意味をもち、この地の島津荘開田との関係も推察される。昔飯冨大名神と称され、この地の氏神様として厚く崇敬され現在に至っている。
修造も幾多となく行われ、延宝三年、享保八年、文化十三年、天保十六年、明治十七年、昭和六年(本殿)、同十二年(拝殿)の記録が残る。明治四十三年八月に、宇気母智神社、鎮守神社、大山祇神社を合祀した。
附近より明治年間、昭和二十七年に縄文・弥生時代の土器が出土したことから、飯冨神社を中心に集落が形成されていたと思われる。また境内のイヌマキ、イロハモミジ、イチイカシが町指定文化財になっている。