南方神社
- 神社名:南方神社
- 神社名カナ:ミナミカタジンジャ
- 鎮座地:〒895-2101 薩摩郡さつま町鶴田2928
- 例祭日:十月二十八日
- 通称:お諏訪様(スワサマ)
- 旧社格:村社
- 神紋:
- 摂末社:
- 社宝:
御祭神
- 建御名方神(タケミナカタノカミ)
- 八坂刀売命(ヤサカトメノミコト)
由緒
人皇八十九代後深草天皇の御代宝治二年、渋谷庄司国重の孫吉岡三郎重道が、将軍の命により薩摩国へ封ぜられ下向の際、諏訪上下二社を供奉し氏族の鎮護神として建立した。三国名勝図会に、『諏訪上下神社鶴田村神小村境杉山にあり』とある。
「奉建立諏訪大明神御社一宇應永三十三年丙午七月吉日檀那平氏女」と記す棟札がある。平氏女とは渋谷氏の女であろう。舞殿に諏訪上宮、諏訪下宮の二額を掲げ、裏に永禄三庚申再興日新と銘がある。日新は梅岳君の御斎号で、この額は梅岳君の掲げたものと思われる。
今は現在地に鎮座しているが、三国名勝図会にあるように以前は登山口に御手洗池があったので、現在も御手洗(みたらん)坂と名が残っている。