稲富神社
- 神社名:稲富神社
- 神社名カナ:イナトミジンジャ
- 鎮座地:〒895-2201 薩摩郡さつま町求名2681
- 例祭日:九月二十七日
- 通称:
- 旧社格:村社
- 神紋:丸十
- 摂末社:2
- 社宝:
御祭神
- 豊受大神(トヨウケノオオカミ)
- 猿田彦神(サルタヒコノカミ)
- 天鈿女命(アメノウズメノミコト)
由緒
創建の年月は不詳であるが、享保二年宮之城士持新左衛門政博の編になる「宮之城記」に、「此御神は久邇主家臣相良権之充長利が祖より勧請する云傳ふ由来不詳」とある。久邇とは宮之城領主島津図書頭九邇(徳現公)の事で、相良権之充は其の家老職であり、共に寛永年代の人であることから、この記録によっても其れ以前に創建された事は明らかである。
保存されている棟札には、寛文九年(奉建立稲富大明神精舎一宇)・貞享二年(奉再興稲富大明神)・明治二十一年(御社殿造替)・大正二年(拝殿新築)等がある。現在の社殿は、平成二年十二月八日天皇陛下御即位記念事業として改築竣工したものである。
尚、求名小学校校庭に鎮座していた金吾様(島津歳久公)は、昭和二十年の終戦と共に、教育の場に神を祭ることは相応しくないということから、当社境内に末社として遷座された。