楠木神社

- 神社名:楠木神社
- 神社名カナ:クスノキジンジャ
- 鎮座地:〒895-1803 薩摩郡さつま町宮之城屋地1030
- 例祭日:四月十二日
- 通称:楠公(ナンコウ)さん
- 旧社格:無格社
- 神紋:
- 摂末社:
- 社宝:
御祭神
- 楠木正成公(クスノキマサシゲコウ)
由緒
当神社の御神体は、黄門水戸光圀卿が神戸湊川に「嗚呼忠臣楠子之墓」を建てた頃、楠公墓所のあった摂津国医王山広厳寺に奉納された楠公の木像三体の内の一体である。縁あって安永・元禄の頃薩摩国伊集院の町田家に伝わり、幕末に及んで勤皇の志士有馬新七の発起で、文久元年伊集院石谷に建立された「楠公社」に祀られた。維新後西郷隆盛が鹿児島城下に「皇軍神社」を創建した際、「楠公社」も遷されてその祭神十座の内第三座に祀られ、私学校が創設されるとその守護神となった。明治十年私学校の勇将で当時宮之城区長であった辺見十郎太が、宮之城の精神的中心として仰ごうと地元有志とはかり、県令大山綱良の許可を得て、宮之城に楠公像をお遷しし、時を経て明治十八年五月二十五日現宮之城郵便局の地に「湊川神社」として鎮座した。その後昭和二十四年四月現在地に遷座し「楠木神社」と改称、同四十四の大改修を経て現在に至る。