現王神社

- 神社名:現王神社
- 神社名カナ:ゲンオウジンジャ
- 鎮座地:〒895-1806 薩摩郡さつま町泊野553
- 例祭日:十一月二十四日
- 通称:
- 旧社格:無格社
- 神紋:
- 摂末社:
- 社宝:
御祭神
- 現王山之神(ゲンオウヤマノカミ)
神事・芸能
十一月二十四日~例祭 祭典中に忌火を以て社殿に煙を吹き込み、猟と見立てる行事がある。当地に伝わる泊野狩踊は、昭和四十四年鹿児島県教育委員会民芸大会にも出演した。この踊は殿様にお祝いに献上する為に、猪狩の様子を見立てた踊りである。役柄は狩猟師津田万八、見張役道悠、犬使小田原左京と祭られている。
由緒
現王は狩猟を生業とする一族で、往古、弟万右衛門・道清、家来の与三・与探、八頭の犬を連れて、京都から阿久根、宮之城を経て泊野に至りここに住み着いた。その後万右衛門は東郷町藤川に、道清は同町の南瀬に移り、現王は泊野で狩猟の守護神として当神社に祀られた。
八頭の犬にもそれぞれ名称があり、大白・小白、大崎・小崎、大熊・小熊、大黒・小黒と云う。現王神社は宮之城、東郷一帯に数社有り、紫尾山地だけに見られる特色ある狩猟信仰である。現在でも狩猟神として信仰され、他村郷よりの祈願も多い。