菅原神社
- 神社名:菅原神社
- 神社名カナ:スガワラジンジャ
- 鎮座地:〒899-0121 出水市米ノ津町1900
- 例祭日:六月二十二日
- 通称:米之津天満宮(コメノツテンマングウ)
- 旧社格:村社
- 神紋:梅鉢
- 摂末社:
- 社宝:
御祭神
- 菅原道眞公(スガワラミチザネコウ)
由緒
二十六代島津斉宣公が天明七年九月東都に赴く途中、米ノ津の仮宿に泊まった時、村の長吏が報告して云うには、昨夜激しい風雨と雷のなか東北の方より一片の光がこの館に飛来し、二階を改めると浦に「天満天神」と銘ある鑑が一面あった。ここより東北の方は正に太宰府天満宮のある方角にあたり、天神が降臨されたのだと村人が申すので、その霊験を仰ぐために祀りたいということであった。許しを受け、その鑑の写しを二面つくり、更に太宰府の別当延寿院に依頼し、飛梅の枝で菅公の尊像を三体彫らせた。この鑑・尊像を組にして、一つは近くの民家に祀り代々の守りとし、一つは明くる年に新宮を建て、米ノ津天神と称したのが当社である。又残る一組は府城のなかに一社を建て祀られた。更に当社には、後世太宰府に請うて菅公自らお書きになった古帖の写しと、神剣を模して鋳造したものを併せて納めたという。
以前、例祭には相撲・剣道・郷土芸能の奉納、菅公の掛軸を写すことなどがあった。