龍尾神社

- 神社名:龍尾神社
- 神社名カナ:タツオジンジャ
- 鎮座地:〒899-0502 出水市野田町下名6242
- 例祭日:七月十八日
- 通称:
- 旧社格:無格社
- 神紋:
- 摂末社:
- 社宝:
御祭神
- 島津忠久公(シマヅタダヒサコウ)
由緒
不詳。
野田村郷土誌(昭和49年刊)426頁によれば 一名若宮神社という。(若宮大明神の額あり)、屋地にあり、祭神は伊弉諾尊と島津忠久の二神で、忠久は衣冠束帯の神像(木造り)である。例祭は二月朔日、六月十八日、十一月十五日。寛政二年(一七九〇)庚戌九月に寺社令によって再建されたものと伝えられる。又文政九年(一八二六)大信公から神号の旗二幟が寄進されたとある。この地は屋形跡又は御屋地とも唱へ、忠久在城(木ノ牟礼城の一廓として)の旧跡なりと由緒帳に記してある。神殿内に大陸風の木造面四個が安置してあるが、その由来は古老も不詳で神職は守護面であると説明している。境内は廻り十八町余、南北五町余の屋形の東南部にあたる。往時は石段を数十段登ると東北南西の出水平野を一望千里に見下す絶景の高台、周囲は老松の大樹が繁茂して、神域の神々しさは、一段と社格を増し、上名の若宮に対して下名の若宮と称していた。戦後集落の納骨堂建設のため高台の境内を低地にさげ、そのために往時の面影は今は全くなくなっている。