石神神社
- 神社名:石神神社
- 神社名カナ:イシガミジンジャ
- 鎮座地:〒895-0005 薩摩川内市永利町106
- 例祭日:旧十一月三日
- 通称:
- 旧社格:無格社
- 神紋:
- 摂末社:
- 社宝:
御祭神
- 石神の神(イシガミノカミ)
由緒
勧請当時の由緒は、宮浦家に保存されていたというが、火災により不詳である。
言い伝えによると、島津家始祖忠久公の家臣石神重助が、公に従い入薩の際草履の間に小石が挟まり、幾度となくその小石を除いたが、その度に草履の間に挟まったので、郷の者達に相議って石神としてこの地に祀ったという。
また三国名勝図会には、御神体は一大片石で、雨雪に曝されていないので色は白く御影石に似ており、里俗に、年を経るに従い次第にその大きさを増し、地中に埋まっている深さは不明であると記している。
境内には樹齢八百余年、幹周り六・七米、高さ二十二米のオガタマの木(国特別天然記念物)があり、長崎県小長井町のオガタマの木とともに日本における大樹の双璧である。オガタマは「招魂(おぎたま)」の転化した名といわれ、昔から神社に縁の深い木で、祭には欠かせないとされた。伝説では、天照大御神の天岩戸隠れの際天鈿女命はこの木の枝を持って舞ったという。花は芳香を放ち、実は神代の首飾りの形に似ている。玉串には、昔この「オガタマ」を使ったとされる。