甑島神社
- 神社名:甑島神社
- 神社名カナ:コシキジマジンジャ
- 鎮座地:〒896-1201 薩摩川内市上甑町中甑字黒岩1464
- 例祭日:旧九月八・九日
- 通称:甑島大明神(コシキジマダイミョウジン)
- 旧社格:郷社
- 神紋:
- 摂末社:
- 社宝:
御祭神
- 少彦名命(スクナヒコナノミコト)
- 火産霊神(ホムスビノカミ)
神事・芸能
旧九月八・九日~内侍舞 江戸時代には藩内各地で盛んに奉納されていたが、明治の頃より廃れ、現在では村内の三社と里村で継承されている。
由緒
御祭神は、天孫降臨の砌医の神として瓊瓊杵尊に付き添われ、その勤めを果たされた後この島に渡り、中津串瀬戸の岩石を砕いて通路を開き、船の便りを計り、今日の甑島の発展の基を築かれた。よって中津串瀬戸の高さ五十米余の巨岩そのものを御神体として、甑島大明神と崇め、島の総社として古くから島民の信仰を集めてきた。祭祀は、往古より御神体に近い平岩で行なわれていたが、集落から海岸伝いに行くには距離が遠く、また雨風の強い日は危険であったので、現在地に遥拝所が建立された。かつての社殿(遥拝所)は津波等で久しい間再建されなかったが、昭和の御大典記念事業として昭和四年二月再興された。
三国名勝図会に、甑島の名の由来は甑型(米を蒸すせいろ)の御神体に因み、例祭にはトカゲに似た魚が飛ぶので、この魚を竜駒(タツノオトシゴのことか)というとある。