南方神社
- 神社名:南方神社
- 神社名カナ:ミナミカタジンジャ
- 鎮座地:〒899-1625 阿久根市波留3096
- 例祭日:旧七月二十八日
- 通称:お諏訪様(スワサマ)
- 旧社格:無格社
- 神紋:
- 摂末社:
- 社宝:
御祭神
- 建御名方命(タケミナカタノミコト)
神事・芸能
旧七月二十八日(八年に一度)~神舞(県無形文化財) 約三百年前の江戸時代、庄屋が交替する八年毎に豊作を祈願して奉納されたという。天照大神の天の岩戸隠れに始まり、岩戸開きまでの七つの舞い(神降し・瓶舞・弓舞・剣舞・田の神舞・将軍舞・鬼神舞)からなり、踊り手は約三十名、奉納はほぼ一日に及ぶ。保存会では伝承者の確保を目的に「仮舞」を毎年奉納している。本奉納は、前回・昭和六十一年にあり、今回は平成六年にあたるが、奉納に先立ち一週間籠もって潔斎をする等厳しい決まりがあり、実施は近年特に難しくなっている。
由緒
阿久根領主五代莫祢兵衛尉成友が、旧領薩摩国高江郷雲田に鎮座の諏訪社を暦応年間にこの地に勧請奉斎したと伝える。昔は神領一町五反に及んだという。
莫祢院司系(莫祢氏は平姓)の平兼次が大願主となって、長禄二年卯月十七日銘の神鏡を寄進したという。
明治に諏訪より南方に改称。
阿久根市誌(昭和49年刊)1021頁によれば、創建は上に同じ。再興の棟札には「島津成久天文十六藤原久意」と記されている。