松岡神社

- 神社名:松岡神社
- 神社名カナ:マツオカジンジャ
- 鎮座地:〒899-1741 阿久根市大川4905
- 例祭日:八月七日
- 通称:九頭殿(クトウドン)
- 旧社格:無格社
- 神紋:
- 摂末社:
- 社宝:
御祭神
- 松岡の神(マツオカノカミ)
由緒
阿久根郷土誌等によれば、薩州家義虎公が弘治三年東郷重治と阿久根郷大川村深迫に於いて戦を起し、十一月七日義虎公は大敗し、その武将牧武蔵胤用・長寿寺の僧雪渓和尚等九名が戦死し、この霊を慰めるために創建したという。昔時は社殿は無く、大石を建て神体と崇めていたと伝えられるが、大凡二百年前に社殿を建てたものと思われる。九名の戦死者を祀るところから九頭殿(くとうどん)とも称する。
雪渓和尚は義虎公兵道の師で、有馬伊予守秀澄の子である。社殿の左傍らに雪渓和尚の碑がある。
また三国名勝図会によれば、当社のある展望所には中世初期、諸国行脚の一遍上人が手植えをした遊行松があったという。
阿久根市誌(昭和49年刊)1022頁によれば、明治四十三年(一九一〇)大川の春日神社,菅原神社を合祀してある。また雪渓和尚と牧武蔵の墓も現在境内にある。
出水風土誌(大正4年刊,昭和51年復刻)によれば、明治四十二年七月十四日大川字宮田鎮座無格社菅原神社、同字桑木原鎮座無核社春日神社を合祀せり。