羽島崎神社
![](https://www.kagojinjacho.or.jp/search/photo/04038.jpg)
- 神社名:羽島崎神社
- 神社名カナ:ハシマザキジンジャ
- 鎮座地:〒896-0064 いちき串木野市羽島5944
- 例祭日:旧二月四日
- 通称:
- 旧社格:村社
- 神紋:
- 摂末社:2
- 社宝:
御祭神
- 大己貴命(オオナムチノミコト)
- 少彦名命(スクナヒコナノミコト)
神事・芸能
旧二月四日~太郎太郎祭り(県無形文化財) 二百年程前より豊作豊漁と子供の成長を祈念しておこなわれている。農業の祭り「田打ち」と漁業の祭り「船持ち」からなり、年毎に順番を入れ替えて実施する。主役は夫々数え年五歳の後継ぎの男児である。
「田打ち」は、太郎が子供と一緒に肥料になるシイの枝葉を境内にまき、木彫りの面を付けた牛による田作りのあと、稲に見立てた松の枝を植えて終る。
「船持ち」は、羽織り袴にほおかぶりの子供が船の模型を抱え、仮親の船持たせと一緒に、古老の歌う「羽島崎神社船持ち唄」の中、「取りかじ」・「面かじ」と漁船を操縦する仕草をしながら境内を歩く。
由緒
創建の年代は不詳であるが、言い伝えによると、天智天皇の御妃大宮姫が頴娃に下られる途中、この地に遺しておかれた鏡を祀ったのが始まりとされ、古くは鏡大明神と称したという。
昭和四十九年十一月九日、社殿を改築した。
境内には薄幸の歌人万造寺斉の歌碑があり、社殿後方の岬の断崖には海洋性の暖帯広葉樹に混じって榕樹、檳榔が群生している。檳榔は九州西岸にあって自生の北限である。また漁港羽島崎港は岬によって北西の季節風が遮られ、慶応元年のちに初代文部大臣となった森有礼ら留学生十五名と五代友厚を含む一行十九名が、英国へ出発したことで知られる。