鹿児島神社町 KAGOSHIMA SHRINE AGENCY

  • 神社名:南方神社
  • 神社名カナ:ミナミカタジンジャ
  • 鎮座地:〒899-2501 日置市伊集院町下谷口1871
  • 例祭日:七月二十八日
  • 通称:
  • 旧社格:村社
  • 神紋:
  • 摂末社:0
  • 社宝:

御祭神

  • 建御名方命(タケミナカタノミコト)
  • 八坂刀賣命(ヤサカトメノミコト)

由緒

島津家九代忠国公の代(永正年間)、信州諏訪の神主中島宮内少輔は兄弟不和になり、諏訪の神体を奉護して薩州へ下向してきたという。大守忠国公は殊の外崇敬され麓に勧請し、六十町余りを寄進された。以後、代々藩主も崇敬し、伊集院の宗廟として七月二十八日の祭礼は噯より代参があり斎行されていた。明治五年四月村社に列せられてからも変ることなく祭祀は厳修された。

一説には、宮内少輔が奉護してきた御神体は初め石谷へ勧請し、のち伊集院大隅守熈久(忠国公の女婿で当時伊集院を領していた)の代に現在地に遷座されたとも云い、また勧請の年を永正三年とする説など諸説あってはっきりしないが、島津の祖忠久公が入国の際各地に勧請した諏訪神社の一社と思われる。

中世、社前では犬追物が行われ、犬之馬場と呼ばれて近くに地頭仮屋があった。