玉山神社
- 神社名:玉山神社
- 神社名カナ:タマヤマジンジャ
- 鎮座地:〒899-2431 日置市東市来町美山788
- 例祭日:旧九月十四日十五日
- 通称:玉山宮(ギョクザングウ)
- 旧社格:村社
- 神紋:丸十
- 摂末社:0
- 社宝:
御祭神
- 瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)
- 素戔雄尊(スサノオノミコト)
- 八坂比売命(ヤサカヒメノミコト)
- 諏訪大明神(スワダイメョウジン)
- 建御名方命(タケミナカタノミコト)
- 剣大明神(ツルギダイメョウジン)
- 青剣大明神(アオツルギダイメョウジン)
- 保食神(ウケモチノカミ)
- 鎮守大明神(チンジュダイミョウジン)
由緒
朝鮮出兵の折この地に連れてこられた人々は、毎年春秋には周囲で最も高い舞楽岡に登り、遥か遠く海上に浮かぶ甑島の島影を通し故郷を偲び、望郷の心を慰めていた。在る夜、海の彼方より大きな火の玉が飛来し、蜂巣ヶ谷の大石の上に落ちた。それ以来大石は鳴動し、夜毎赫々と異光を放ち乍ら宙天に上った。これを見た村人は恐れおののき、筮者にトして貰ったところ、朝鮮宗廟の神「檀君」が村人を保護するために来国したということであった。そこで、この自然石を御神体として檀君を祀る神社を創建し、玉山宮とも高麗神とも称した。
明和三年二月、島津家ではこの玉山宮を陶器神として祭り、社殿を造営した。以来、修繕一切を藩で行うこととした。昔は廟様式の社殿であったと言う。
明治三十五年、六年頃瓊瓊杵尊を祭り、更に同四十二年に素戔雄命・建御名方命・保食神・八坂比売命の四柱を祀っている。翌年剣神社、鎮守神社を合祀した。現在の社殿は大正六年改築のものである。
美山地区の信仰の中心であり、以前は特に航海・漁業の守護神として、現在では陶器守護の神として崇敬を集めている。