烏帽子嶽神社
- 神社名:烏帽子嶽神社
- 神社名カナ:エボシダケジンジャ
- 鎮座地:〒891-0133 鹿児島市平川町4960
- 例祭日:春秋彼岸の中日
- 通称:お嶽様(タケサア)
- 旧社格:村社
- 神紋:丸十
- 摂末社:2
- 社宝:島津斉興公親筆
御祭神
- 建速須佐之男命(タケハヤスサノオノミコト)
- 天之手力男命(アメノタヂカラオノミコト)
神事・芸能
例祭当日~柴打 参拝者の請により神柴(マツコウ)を以て修祓する。この柴打神事は、当社独特の祓(社家道により伝承されている)であり門外不出の特殊神事である。
由緒
天文年中島津貴久公の御代、天下平穏ならず、国中平定の為に処々に出陣のみぎり烏帽子嶽大神を御信仰になり、又父君日新公は木像の本尊を時の修験者長野武蔵坊をして三鉾杉の下に勧請せしめられた。
弘治三年この烏帽子嶽飯綱大明神祠官平川津野崎大明神祠官鶴田伊予守に仰付けられ、風雨により破損の激しい本尊を、三鉾杉より子丑の方吹晴峯(今嶽=現在地)に御鎮座。以後社家道、修験道の両道を奉仕してきたが、明治初年廃仏に際して修験道は廃止され、本尊も鏡となり烏帽子嶽神社と称する。元の場所(三鉾杉の下)には小石祠を建立して本山と呼び、国道沿いの平川津野崎大明神は分社となっている。
天正の始め、義久公が参詣になり、太刀(兼光二尺三寸)を寄進されている。
尚、例祭日(春・秋彼岸中日)は享保十一年に定められた。