鶴嶺神社
- 神社名:鶴嶺神社
- 神社名カナ:ツルガネジンジャ
- 鎮座地:〒892-0871 鹿児島市吉野町9698-2
- 例祭日:三月一日
- 通称:
- 旧社格:県社
- 神紋:
- 摂末社:
- 社宝:一、太刀銘備前国住 雲次(国・重文) 二、赤糸威大鎧・兜・銀杏付(国・重文) 三、歴代御木像(県文化財)
御祭神
- 島津本家及び玉里島津家の当主とその家族
- 家老のうち四五名と殉死者
神事・芸能
かつては、御祭神のうちの持明院様(じめさあ)の命日が旧十月五日であったことに因み、毎月五日はお日(ひ)として市内外の特に女性や美容関係の仕事に携る人々の参詣が多かった。当日、社頭で「小さな貝に入れた紅」や「小瓶に入れた椿油にこより」を添えて頒布したという。
由緒
明治二年十一月、島津氏歴代の藩主とその家族をお祭りする神社として、始め市内坂元町山下鶴嶺(現在照国町)といわれた鶴丸城の一画に建立された。同六年県社に列せられ、のちに明治十二年竜尾神社を併合した。大正六年三十代当主島津忠重公は、市郊外の磯集成館の現在地を神社に寄進して、ここに御社殿を新築した。御本殿は流造、拝殿は入母屋造、鳥居は神明鳥居である。歴代藩主の別館地である磯庭園には国指定の文化財、仙巌園(名勝)、旧集成館(史跡・重要文化財)があり、境内も旧集成館の一部として「史跡」に指定されている。