宝満神社
- 神社名:宝満神社
- 神社名カナ:ホウマンジンジャ
- 鎮座地:〒891-3703 熊毛郡南種子町茎永3786
- 例祭日:十二月十五日
- 通称:
- 旧社格:村社
- 神紋:
- 摂末社:0
- 社宝:
御祭神
- 玉依姫命(タマヨリヒメノミコト)
神事・芸能
四月五日~お田植祭(町無形文化財)
九月十日~抜穂祭 水稲農耕文化の始めとされる「赤米」を現在でも神田で作っている。神田を管理する社人によって苗代田に苗が作られ、苗取りのあと神田(御畦)に調子のいい田植歌にのり植えられる。肥料は古より使わず、社人の手によって管理・収穫される。御神米として御神前に供えられるのであるが、食すのは願成就祭(豊作感謝祭)とこのお田植祭の時にのみ「おにぎり」にして戴き、残りは種子として保存する。これを食した女性は安産とされる。
一連の作業は男子だけで行うのが仕来りで、「赤米」は他の稲より茎が堅く丈が長くなるところから、この地を茎永と名付けたという。
由緒
文化四丁卯年の創建である。祭神玉依姫命が水田を開き稲を作り、食生活を潤した御神徳を称え奉って、宝満池の畔の今の浄地に奉斎したものである。
島内各地で籾の付いた弥生式土器が出土し、天武天皇十年(六八一)には島の状況として、「粳稲常に豊なり、一たび植て両び収む」(日本書紀)と記され、当社縁起にも「種子島は日本における稲作の始まりの地」とあって、当社では今でも稲の原種ともいわれる「赤米」を神田で作っている。