大山祇神社
- 神社名:大山祇神社
- 神社名カナ:オオヤマヅミジンジャ
- 鎮座地:〒899-3514 南さつま市金峰町新山676
- 例祭日:十月十五日
- 通称:
- 旧社格:村社
- 神紋:
- 摂末社:0
- 社宝:
御祭神
- 大山祇命(オオヤマヅミノミコト)
由緒
創建年代は不詳であるが、はじめ新山東の山中にあり、明応五年島津某により再建され、天保三年頃現在地に遷座した。当時は諏訪神社も祀っていたが、諏訪神社は明治五年に中津野の南方神社に合祀され、この時新山横穴殿、新山字御衣祓田、宮崎字前山野、白川字宇治野に鎮座の五社の大山祇神社、更に白川字神之門の大丸神社、浦之名片平田の歳徳神社を合祀した。昭和五年六月に改築された。
当社の後方山角ヶ岡二〇〇メートルの山頂には大山祇神霊跡があって、古代人が信仰崇拝した盤座(メンヒル)とされ、直下の平坦地は命を祭った神社の跡(盤境)とされる。大正初期の頃までは円墳があり、標石として自然石の塚が建てられていた。またこの周囲には多数の巨石が分布し、天保以前には南面の崖の巨岩の下にお宮があって横穴殿と呼ばれ、命が都した跡と伝えられる。ここに紀元二千六百年を記念して「神代遺蹟大山祇神遺趾」の石碑が建立され、昭和十五年十一月十日県指定史蹟となっている。
神社付近には、大山祇命の御営田と伝えられる宮田、御衣祓田、一町田、木花咲耶姫の遺蹟・狹田長田、及び山幸の遺蹟・山崎があり、また同所を流れる川を鳥居川と呼んでいる。