亀ヶ城神社
- 神社名:亀ヶ城神社
- 神社名カナ:カメガジョウジンジャ
- 鎮座地:〒899-3403 南さつま市金峰町尾下3007
- 例祭日:七月二十三日
- 通称:
- 旧社格:無格社
- 神紋:
- 摂末社:1
- 社宝:
御祭神
- 島津忠良公(シマヅタダヨシコウ)
- 島津貴久公(シマヅタカヒサコウ)
由緒
九代島津忠国公の長子友久公は生母が側室であったために本家を継がず、田布施・阿多・高橋の領主となりこの亀ヶ城に居を構えた(相州家)。二代運久公に子が無かったので、伊作島津家十代の忠良公は養子となり、二十一歳の永正九年にこの亀ヶ城に入った。公は、桂安禅師・石屋禅師・俊安禅師について、儒学や禅宗等を学んだ。後に薩摩武士涵養の基とされる「いろは歌」となって結実する。
やがて永正十一年貴久公がこの城で誕生し、大永六年には十四代勝久公の要請により島津本家の家督を継ぎ、十五代守護職として父忠良公とともに三州の統一に尽力され、島津家中興の祖と仰がれる。
この徳を偲ぶ麓の人々によって、城跡に神社が建てられ現在に至っている。
境内には、貴久公誕生に纏わり夢にあらわれたとされる二匹の亀石や、産湯を使われたとされる荒神祠等が保存されている。