南方神社
- 神社名:南方神社
- 神社名カナ:ミナミカタジンジャ
- 鎮座地:〒897-0304 南九州市知覧町東別府10854
- 例祭日:三月二十九日
- 通称:
- 旧社格:村社
- 神紋:
- 摂末社:1
- 社宝:
御祭神
- 建御名方神(タテミナカタノカミ)
- 事代主神(コトシロヌシノカミ)
由緒
御神体は鎌である。はじめ田付の次郎左衛門の宅に鎮座していたが、後アサギクという人の家に遷り、その間に時折、御神体の鎌が見えなくなって驚いて探してみると、いつも諏訪山の木の枝に掛かっていた。そこで皆と協議の結果、御遷座を希望しておられるということになり、鎌がかかっていた場所に社殿を造り、御遷座を願った。そこは現在より少し上方であったが、大正十三年三月二十九日今の所に遷座した。
この神は、戦争には必ず出征されると言い伝えている。その時は、夜の静寂を破って米搗きの音が近所に聞こえて来るといい、もし戦争が一年なら一晩、二年続く時は二晩、米搗きの音が聞こえると言い伝えている。また時には、太鼓の音の中で、賑やかに舞をお舞いになることもあるが、もしのぞき見すればその者は、必ず災難に遭うと信じられている。
昔は豊玉姫にゆかりの御化粧水にて神酒を造り供進していた。また頴娃横浦の塩を供進した伝えもある。