鹿児島神社町 KAGOSHIMA SHRINE AGENCY

  • 神社名:南方神社
  • 神社名カナ:ミナミカタジンジャ
  • 鎮座地:〒897-0306 南九州市知覧町西元5666
  • 例祭日:三月二十八日
  • 通称:
  • 旧社格:村社
  • 神紋:
  • 摂末社:1
  • 社宝:

御祭神

  • 建御名方神(タテミナカタノカミ)
  • 事代主神(コトシロヌシノカミ)

由緒

創建の年代は不明であるが、元禄十二年知覧社数改帳と宝暦六年の神社差出帳には、霜出と菊永に、諏訪大明神が記載されている。そして明治十三年の神社取調帳には、両社が合祀されて西別府村(現在の大字西元と塩屋)の宗社南方神社として登場している。

神話によると、天照大神が建御雷命を使者として、葦原の中津国を天孫に譲渡せよと、出雲の大国主命に御下命があったとき、大国主命は事代主命と建御名方命の二人の子息と相談された。そのとき事代主命は恭順をすすめて父子服従されたが、建御名方命は反抗して千引の岩で手向いされ、負けて遠く信濃の諏訪まで御逃げになり、そこで八坂刀比売を娶り善政を布いてうた。のち前非を悔い恭順を誓って諏訪神社の祭神となられた。

島津氏は、各地に諏訪神社を勧請され、武神として崇敬が厚かったといわれる。当社もその流れを汲む一社である。