稲荷神社

- 神社名:稲荷神社
- 神社名カナ:イナリジンジャ
- 鎮座地:〒897-0305 南九州市知覧町瀬世5092
- 例祭日:三月十六日
- 通称:
- 旧社格:村社
- 神紋:
- 摂末社:
- 社宝:
御祭神
- 豊受姫命(トヨウケヒメノミコト)
由緒
創建の年代は不明であるが、伝説によれば、塩屋区大隣の瀬世岳(今の大隣岳)に祀ってあったのを、大隣から瀬世へ移住の人々がひそかに御遷座申し上げた。その時は冬で雪の降る寒い日であったところから、今も御祭りには紙片を撒いて降雪に疑し、また追手を弓で防いだ故事にまねて、矢を射る神事が残っている。
祭典の直会には、車座を皆後向きに座し、奪還を警戒する模様を示現する習慣もあったという。
祭神の豊受姫命は、大宣都比売・保食神など多くの別名ある神で、稚産霊神の御子にまします。天下生民の食うて生くべき食物を主宰する産霊の大神で、伊勢の皇大神宮の御饌都神として、斎きまつる豊受大神である。外宮と申す。天照大神は、この神から五穀の種子を受け陸田・水田に植えしめ、天孫降臨に際してはその種子をお授けになった。
霊験あらたかなる神として地方の信仰が篤い。