天御中主神社
- 神社名:天御中主神社
- 神社名カナ:アメノミナカヌシジンジャ
- 鎮座地:〒898-0021 枕崎市寿町259
- 例祭日:十月二十九日
- 通称:妙見神社(ミョウケンジンジャ)
- 旧社格:村社
- 神紋:一文字
- 摂末社:1
- 社宝:
御祭神
- 天御中主神(アメノミナカヌシノカミ)
神事・芸能
十月二十九日~太鼓踊(東鹿篭と西鹿篭)・棒踊(東鹿篭の山口)
由緒
永保年間の白河天皇の御代には鎮座していたとの伝承があるなど、当地方で最も古い神社の一つである。文禄の頃、松元孝左衛門尉貞安の外祖父売島杢右衛門尉綱継が、下総国千葉神社(妙見菩薩)の分霊を勧請した旨の系譜も伝えられている。
神社の背後には、妙見岩という石の断崖があり、神気に満ちた幽境である。
古くは御祭神に破軍星を奉祀し、近くには星崎の姓や、星ヶ崎、内侍田の字名を残す。妙見の神様は、女の神様というなど諸伝承がある。これらのことから内侍(巫女)が祭祀を司り、星神信仰のあったことが想像される。
明治五年、妙見大菩薩の梵号を廃し、天御中主神社と改称している。明治八年の社殿の改築は、白塗壁二重を巡らす壮大なものであった。これは明治十七年の大暴風により大破し、同年改築された。明治四十二年、政府は神社廃号の標準を定め、通達があったので、関係者協議の結果、天御中主神社も対象となったが、氏子の反対が強く、神社維持費を調達するということで合祀を免れている。現在の社殿は、昭和三十六年建築のものである。