今嶽神社

- 神社名:今嶽神社
- 神社名カナ:イマダケジンジャ
- 鎮座地:〒898-0095 枕崎市下松町1
- 例祭日:十一月一日
- 通称:下山神社(サガヤマジンジャ)
- 旧社格:村社
- 神紋:五つ割卍
- 摂末社:
- 社宝:
御祭神
- 建小広国押楯命(タケヲヒロクニオシタテノミコト)
由緒
宣化天皇が西国行幸の際、海上風波のため御座船が大島に漂着し、島人これを奉護し還幸の途中、板敷の唐浜というところへ御着船に成り、それより北の方二十余町の俵積田に御殿を建設されたと伝える。これを木花御殿跡という。その後当所にて崩御されたので、その御神霊を今嶽(下り山)の絶頂に奉鎮した。下り山は大切崖聳え立つ霊峰で、蔵王権現宮として尊崇してきた。
天正六年、旧領主喜入家五代季久公は、下山岳中腹の現在地に神殿を建立し、遷座した。明治二年権現宮を廃して、今嶽神社に改めた。昭和二十三年の秋の例祭から、別府校区出身の戦没者の御神霊も合せ祭るようになった。
現在の社殿は、昭和四十二年に竣工したものである。境内の山林には、樟、椎などの大木が繁りまことに神々しい神域である。なお、田施金峰山の蔵王権現は、二十七代安閑天皇(広国押武金日命)をお祀りしている。