鹿児島神社町 KAGOSHIMA SHRINE AGENCY

  • 神社名:枕崎神社
  • 神社名カナ:マクラザキジンジャ
  • 鎮座地:〒898-0013 枕崎市山手町176
  • 例祭日:六月五日
  • 通称:
  • 旧社格:無格社
  • 神紋:
  • 摂末社:
  • 社宝:

御祭神

  • 健速須佐之男命(タケハヤスサノオノミコト)
  • 稲田比売命(イナダヒメノミコト)

由緒

往昔、枕崎浦の近瀬という暗礁に丈五寸の金仏が漂着し、浜田門の人が拾って奉安していた。慶長十年、枕崎浦の豪商四本六兵衛は、幕府の浦廻巡視の客人を邸宅に宿泊させた光栄を記念し、邸宅の東方に神社を造り、前記の金仏を本尊とし大将軍宮と称した。慶長十五年、喜入忠政公は島原の乱より凱旋したが、この乱に際し六兵衛が私船を艤装して食料を運んだことが忠政の面目を保ったこととなった。このため忠政公は、神明の加護によるものと、役人伊集院忠満、同田代清友、同伊集院久豊を地頭とし、壮大な神社を造営し枕崎大将軍宮とした。明治五年、金仏の神体を石体に変え、壮名は枕崎神社と改め、社殿も改築した。明治十八年、同三二年には暴風のため大破、倒壊し再建。同四十四年、現在地へ遷座。昭和十七年神社改築に着工したが、同年の暴風さらに終戦直後の枕崎台風により倒壊し、神社建築の努力は水泡に帰し、現存に至っている。夏祭(六月燈)等の祭儀は、氏子管内の東本町、山手町、宮前町、日之出町、泉町の公民館にて存続されている。