鹿児島神社町 KAGOSHIMA SHRINE AGENCY

  • 神社名:居世神社
  • 神社名カナ:コセジンジャ
  • 鎮座地:〒899-4632 垂水市牛根麓591
  • 例祭日:旧二月初の日曜
  • 通称:
  • 旧社格:郷社
  • 神紋:
  • 摂末社:
  • 社宝:

御祭神

  • 居世神(コセノカミ)

由緒

御祭神は、二十九代欽明天皇の皇子と伝える。創建年代は不詳であるが、文明年中に領主池袋民部少輔(建部宗議)が社殿を建立して村の宗社とした。

以下三国名勝図会によれば、上古十二月二十九日の夜、居世神門の農夫が潮を汲もうと浜辺に出たところ、七歳の童子の乗った船が漂着した。この童子は、帝位を継ぐことあたわずと流された欽明天皇の第一の皇子であった。農夫は皇子を撫育したが、十三歳にして薨去されたため、その霊を祀ったという。「居世」とは、皇子の潜居された農夫の居住地の地名である。正月三日には浜殿下りがあり、皇子の墓所と伝わる海辺の石小祠で祭式が行われた。正月三ヶ日の間は、海上に船を出すこと、神社の前を牛馬を引いて通ることは禁じられている。