御崎神社

- 神社名:御崎神社
- 神社名カナ:ミサキジンジャ
- 鎮座地:〒893-2604 肝属郡南大隅町佐多馬籠415-ロ
- 例祭日:二月十八日 十月十九日
- 通称:
- 旧社格:郷社
- 神紋:
- 摂末社:
- 社宝:
御祭神
- 底津少童命(ソコツワダツミノミコト)
- 中津少童命(ナカツワダツミノミコト)
- 表津少童命(ウワツワダツミノミコト)
神事・芸能
二月十八~十九日 御崎祭り 当神社の妹神が、約二十キロ離れた郡の近津宮神社の姉神に年に一度会いに行くという神事。
十八日に本殿祭(春祭)があり、十九日に神霊を御崎柴の霊木に遷して発幸する。神輿は田尻、大泊、外之浦、間泊、竹之浦、古里、坂元の七浦を巡幸し(浜殿下り)、沿道では各集落の人々が、豊作、豊漁、無病息災を祈願する。二十日近津宮神社に到着し、打植祭が行われ、終わった後空を飛び当神社へ帰られる。人々は御崎柴を受けて、船などのお守りにする。
由緒
本土最南端の佐多岬に鎮座する。
元明天皇の和銅元年三月三日神の神託があり、同年六月神社が創建され、御崎三所権現と称したと伝える。
その後慶長年間の島津氏琉球出兵の際、総大将樺山権左衛門久高が当神社に祈願を込めて渡海、目的を達して帰国の後、琉球国の鎮護として火尾の地より現在地に遷して再建したという。そのため社殿が南面していると伝えられる。久高が琉球より持参し、華表の左右に植えた蘇鉄が年年繁殖し、移し植えることは禁じられ、禁を破った者には祟りがあったという。
以来日本本土最南端の国土守護の神として、薩隅はもとより九州一円にわたり、航海・交通安全、五穀豊穣、商売繁盛の神として崇敬されてきた。