鹿児島神社
- 神社名:鹿児島神社
- 神社名カナ:カゴシマジンジャ
- 鎮座地:〒891-2126 垂水市南松原町88
- 例祭日:十一月三日
- 通称:下宮神社(シモミヤジンジャ)
- 旧社格:村社
- 神紋:
- 摂末社:1
- 社宝:
御祭神
- 彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト)
- 豊玉姫命(トヨタマヒメノミコト)
- 豊玉彦命(トヨタマヒコリミコト)
- 玉依姫命(タマヨリヒメノミコト)
- 塩土老翁命(シオツチノオキナノミコト)
- 猿田彦命(サルタヒコノミコト)
由緒
姶良郡隼人町鎮座鹿児島神宮の領地の南の境界を示す境界社として、奈良時代末期に創建されたと伝えられ、以来神宮の末社として今日に至る。祭神彦火火出見尊を鹿児島大明神と称し、社名は元鹿児島大明神社であった。古来本城鎮座の手貫神社を上之宮といい、当神社は下之宮と称され、藩政時代は領主(垂水島津家)の信仰厚く、領内第二位の社格であった。明治四十二年十二月九日、無格社石神神社、同南方神社、同早馬神社を合祀した。
三国名所図会によれば、頴娃郡開聞九社の内から勧請したと伝え、鹿児島郡元鎮座一宮大明神と同体であるという。また当神社の禁制として、垂水では鮒及び鹿を食せず、五月より七月まで太鼓を鳴らさなかったという。
大東亜戦争の末期米軍の大空襲により社殿は灰燼に帰したが、氏子有志の努力により復興され、昭和四十年十一月三日現在のコンクリート社殿が完成落成した。なお平成四年五月三十一日、今上陛下御即位記念事業として、正面の大鳥居、社務所を新築した。
境内には明治初年垂水の招魂社として建立された護国神社がある。