• 切目王子大神（キリメオウジノオオカミ）

不詳であるが、一説に言う。上古絶世の美女大宮姫は朝廷に出仕し、皇太子中大兄皇子の妃となり、切目皇子を産み給うた。天皇崩御の後壬申の大乱に敗れた姫親子は、郷里柊原の地に逃げ隠れ、不遇の一生を終えられた。柊原の民人は親子を哀れみ、一堂を建てて永く御霊を祀り続けたという。

明治四十二年八月十日、村社宮迫神社を合祀した。