山宮神社

- 神社名:山宮神社
- 神社名カナ:ヤマミヤジンジャ
- 鎮座地:〒899-7212 志布志市志布志町田之浦559
- 例祭日:十一月一日
- 通称:田之浦山宮神社(タノウラヤマミヤジンジャ)
- 旧社格:村社
- 神紋:
- 摂末社:
- 社宝:
御祭神
- 天智天皇(テンヂテンノウ)
- 弥都波能賣命(イトハヒメノミコト)
神事・芸能
二月一日~団子(ダゴ)祭り 五穀豊穣、無病息災を祈念する農耕の祭り。「ダゴ花」は、稲穂に似せて削った竹に米の粉をこねて作った団子やニンジンを串刺しにし、ツバキやミカンなどで彩り鮮やかに飾り立て、二米ほどの青竹の上部の「つと」に突き刺して作る。十ほどの各集落から奉納され、社殿の周囲に飾られる。神事の後神舞が舞われ、終わりにダゴ花が境内に持ち出され人々は先を争って奪い合う。ダゴ花を食べると病気や災難に遭わないとの言い伝えがある。
由緒
天智天皇の命により、天皇の廟を建てて祭ったことに始まる。かつて天皇は薩摩国頴娃開聞に行幸された。その途中志布志安楽の船磯にお着きになり、開聞の場所を確かめるため土地の人の案内で御在所岳の頂上に登られ、その後侍女玉依姫を尋ねて開聞へ発たれた。四ヶ月の滞在の後都への帰路に着かれ、再び志布志に立ち寄られたが、姫との別れが忍び難く、御在所の頂きに登られて遠く姫を忍ばれたのである。天皇は、自分の死後この頂きに廟を建てよと土地の人に命じ、都へお帰りになった。人々は天皇崩御の後、和銅元年六月十八日御在所岳の頂上に神廟を建て山宮大明神と呼んで斎き祭った。後大同二年六月一日麓の現在地に遷宮され、人々の崇敬を受けて今日に至っている。