八幡神社
- 神社名:八幡神社
- 神社名カナ:ハチマンジンジャ
- 鎮座地:〒899-8102 曽於市大隅町岩川5745
- 例祭日:十一月三~五日
- 通称:岩川八幡(イワガワハチマン)
- 旧社格:郷社
- 神紋:三巴
- 摂末社:1
- 社宝:
御祭神
- 玉依姫命(タマヨリヒメノミコト)
- 仲哀天皇(チュウアイテンノウ)
- 応神天皇(オウジンテンノウ)
- 神功皇后(ジングウコウゴウ)
- 武内宿禰命(タケノウチノスクネノミコト)
- 伊勢神(イセノカミ)
- 保食神(ホショクノカミ)
- 春日神(カスガノカミ)
- 熊野神(クマノノカミ)
- 伊邪那岐神(イザナギノカミ)
- 菅原神(スガワラノカミ)
神事・芸能
十一月~弥五郎どん祭り(県無形文化財)「弥五郎どん」は竹カゴ編みの胴体に二五反の梅染めの着物を白い帯でつけ、大小の刀を差した身の丈四・八五米の大男である。ホゼ祭りの浜下りで行列の先導役を勤める。熊襲の末裔とも武内宿禰ともいわれる。
祭りは深夜の触れ太鼓で始まり、明け方にかけて着物や刀で身支度を調える「弥五郎どん起こし」が行われ、神事のあと台車に乗った弥五郎どんを小学生達が綱で引いて神社を出発し、約三時間かけて町中を練り歩く。弥五郎どんは五日午後迄境内に起立される。
平成四年七月、バルセロナ五輪を記念してスペインで開かれた巨人万国博に日本代表として参加した。また、宮崎県の北諸県群山之口町(円野神社)と日南市にも弥五郎どん祭りがあり、山之口が長男、大隅が次男、日南が三男と伝えられる。
由緒
後一条天皇の御代万寿二年、山城国石清水八幡宮より岩崎氏、黒岩氏が勧請し、今の元八幡の地に創建したと伝えられる。その後度々戦火に遭い、賊徒のために御神宝なども奪われて衰微したが、棟札に「天文四年檀越藤原重忠当地頭伴兼豊造立」とあり、肝付氏により再興されたことが知られる。また元八幡の地は河川に沿い出水の危険があるため、大正三年九月一日現在地に移転し、昭和十三年十月十四日社殿を新築した。
明治四十三年三月村社伊勢神社並びに藤原、笠祇、宇佐、保食、熊野の各無格社を合祀した。