川上神社
- 神社名:川上神社
- 神社名カナ:カワカミジンジャ
- 鎮座地:〒893-1203 肝属郡肝付町後田6339-ロ
- 例祭日:三月九日 十二月九日
- 通称:
- 旧社格:村社
- 神紋:
- 摂末社:
- 社宝:
御祭神
- 猿田毘古大神(サルタビコノオオカミ)
由緒
天文二十三年の造立と言われるが、創建は不詳
神社明細帳によれば、古来霊験が著しく、天明七年丁未年社山の大樫が御用により伐採されることになり極印がおされたが、わずかの間に葉が霜枯れのようになり、風が吹いて一葉も残さず落ちてしまった。後日伐採のため杣子が派遣されたが、葉が一つもなく、また多数の虫が飛来して木を喰らい穴をほがすなどしたため、杣子は驚いて検使に申し出て極印を外したという。人々は恐れて社山の竹木は勿論落枝も取らない。また霖雨旱魃により作物に災難がある年は、神社に降雨止雨を祈願すれば霊験あらたかであるという。昔、志布志に洪水があり被害が郷の過半に及んだため、郡奉行衆が巡回検分したところ、全く被害のない所があった。不思議に思い名頭に問えば、毎年高山の川上大明神に参詣で初穂を奉納し万作の成熟を祈願しており、川上様の御助力としか思えないとの答えであった。これより両度の祭りには、郡方の免許により、所中所在家人別より七勺づつを出米して神事を斎行したという。