河内神社
- 神社名:河内神社
- 神社名カナ:カワチジンジャ
- 鎮座地:〒893-0052 鹿屋市永小原町3611
- 例祭日:十月二十八日
- 通称:
- 旧社格:無格社
- 神紋:
- 摂末社:
- 社宝:
御祭神
- 豊玉姫命(トヨタマヒメノミコト)
由緒
往昔、永目山の頂上にあったが、火災の禍を受け、再興に当たり現在地に移転建立されたと言い伝える。その頃半壊の古鏡があったというが今はない。享和三年二月二十五日奉再興川内殿太郎大明神建立一宇云々と記された棟札がある。往時は小浜の住人小浜休吉家が代官司として代々奉仕していたが、明治末期より永目の四元家に代わった。
大正四年四月四日社殿古朽のため改築、昭和五年四月六日瓦葺屋根に改修された。昭和十七年旧正月二十八日鳥居を改築した。
当社と玖玉神社の中間の塩計岬に、漁人が干潮満潮の標とする高い希巖があって、其の沖に鵜瀬と呼ぶ瀬がる。また当社下の海岸の渚の岩かげに、塩分を含まぬ清水が湧き出し、「コイカワ」と呼ばれて古来霊水とされてきた。海辺には海亀が多く、神の使者として此れを捕らえなかったと云い、また神社下の川には大小の石亀が多い。この地形及び伝説等は、古典の海幸山幸の神話を髣髴とさせるものである。
なお神田があり、河内どんのお田植と呼ばれ、年中行事として氏子中で盛大に奉仕されていたが、明治中期の頃中絶した。
平成十二年十月一日鳥居を改築し、社殿の一部も改築した。