十五社神社
- 神社名:十五社神社
- 神社名カナ:ジュウゴシャジンジャ
- 鎮座地:〒893-1602 鹿屋市串良町有里2525
- 例祭日:十月十九日
- 通称:
- 旧社格:村社
- 神紋:
- 摂末社:
- 社宝:
御祭神
- 伊邪那岐命(イザナギノミコト)
- 伊邪那美命(イザナミノミコト)
神事・芸能
二月二十二日(祈念祭)~棒踊 氏子に当たる六集落の男女青少年により奉納される。
由緒
創建は不詳であるが、御祭神は有里の一之宮大明神(現月読神社)の母神という。当社並びに一之宮大明神の御神体を、上古船に奉じて下向の時、肥前国天草の沖合にて逆風にあい遭難したが、多くの鴎が集まり御神体を天草の地に堰寄せた。三年の間此の地に鎮座されたが、この事が当郷へ聞こえ、図師・小田の両氏が天草へ赴き御神体を負い下り、岡崎村の中村門の土民が稲を刈り干して安置し、神酒団子を供えて奉斎した。その後九月中丑日の祭礼は、この土民の子孫が神酒団子を進献せぬうちは始まらなかったという。九月中丑日の正祭には、一之宮大明神へ行幸される習わしであった。
十五社とは熊野権現のことであり、熊野の本宮・新宮・那智の十二社、残る三社は客神、都合十五社という。
天文八年肝付河内再興、元亀二年肝付三郎四郎再興、元和七年島津家久公の御代再興、寛文三年光久公の御代建立の記録がある。