鹿児島神社町 KAGOSHIMA SHRINE AGENCY

  • 神社名:中津神社
  • 神社名カナ:ナカツジンジャ
  • 鎮座地:〒893-0131 鹿屋市上高隈町759
  • 例祭日:二月第三日曜日
  • 通称:
  • 旧社格:郷社
  • 神紋:三鱗
  • 摂末社:1
  • 社宝:

御祭神

  • 中津少童命(ナカツワダツミノミコト)

神事・芸能

二月第三日曜日~神木引神事(市無形文化財) カギヒキ祭り。元は旧暦二月の卯の日に行われた。起源は不詳であるが、三百年以上前から伝わる農業生産の予祝行事である。

上、下の地区に分かれ、祭りの当日の早朝、それぞれがカギとなる長さ十mほどのサクラ、エノキ、ニレなどの堅い木を山から切り出す。祭典後、男衆がホラ貝の響く中、根元がV字状のメカギとレ字状のオカギをからませて引き合い、木が裂けるか、大きく引き込まれた方が負けとなる。勝った地区が豊作といい、また勝った側の木の枝は家内安全のお守りといわれている。別名「けんか祭り」ともいう。なお当日は、カギヒキに先立ち棒踊りなどの奉納もある。

由緒

創建は正平二年とも云われるが、詳らかではない。高隈郷の総鎮守として創建された。慶長年中に炎上し、承応二年再建。その後元禄元年境内周辺に田圃が開墾されたので、高所の現在地に遷宮された。拝殿は昭和四十九年十二月に改築されたが、本殿は承応二年再建時のもので、約三百五十年を経て市の文化財である。

明治五年二月池八竜王神社、若宮八幡神社(以上、久保田)、昭和三十年十一月二十七日諏訪神社(上麓)、同四十年二月八日水亀神社(谷田)、平成五年三月十九日旧無格社菅原神社(仮屋)を合祀した。また、境内社の一之宮神社は上古園に鎮座していた旧村社・御祭神素戔鳴尊で、昭和三十八年一月三十日境内に合祀したものである。