波之上神社

- 神社名:波之上神社
- 神社名カナ:ナミノウエジンジャ
- 鎮座地:〒893-0054 鹿屋市高須町1674
- 例祭日:旧十一月十九日
- 通称:
- 旧社格:村社
- 神紋:
- 摂末社:
- 社宝:
御祭神
- 伊弉諾尊(イザナギノミコト)
- 伊弉冉尊(イザナミノミコト)
- 事代主神(コトシロヌシノカミ)
- 國常立尊(クニノトコタチノミコト)
- 表筒男尊(ウワツツオノミコト)
神事・芸能
祇園祭 露祓を先頭にナギナタ舞・刃舞・田之神舞・鬼神舞が同時に舞ながら町内を練り歩く。先頭から後尾の神輿まで約百米ほどの行列になる。
由緒
創建は詳らかでないが、南北朝期の正平三年戊子六月一日、都より法印権少僧都昌光が南朝方に与する肝付氏応援の為当地へ下向し、皇室安泰、国家安全、逆賊殲滅を祈願した願文があり、創建勧請はこの頃と思われる。古くは波上三所権現と称し、祭神は熊野と同じである。
境内に昭和十三年五月二十七日市指定の考古資料南北朝期の板碑六基があり、内黄色疑灰岩で造られた五基六百年近く経た今日でも刻字が鮮明である。南北両朝の元号が刻字されており、当時の混乱した世相を物語るもので、歴史研究上からも第一級の文化財である。
なお琉球征伐の際、権現丸と命名した船に当神社の御分霊が奉戴され、偉功をたてて藩侯より感状を受けた。慶長七年九月中旬義久とある。